東京園芸資材販売 株式会社
 
◎品種別育て方
講師:花ごころ研究室 河合秀治





果樹は花が咲き、実が付いてから大きく育ち色着くといった具合に変化に富み、
私たちの目を楽しませてもくれます。
しかし、果樹の種類はとても多く、育てやすさもまちまちで、
大きな木になるものから鉢植えになるものまでさまざまです。
今回は鉢植えでも育てられる柿について紹介します。





柿の主な種類に渋柿と甘柿があります。
渋柿はアルコールや熱湯を利用した渋抜きをしないと食べられません。
家庭では収穫後すぐに食べられる甘柿を植えましょう。
<次郎柿><富有柿>などが園芸店で売られています。
甘柿は受粉しないと果実が大きくならない、品種によっては甘くなりにくいなどと
いろいろ不具合が生じやすい性質を持っています。
花粉の出る雄花がつきやすい<禅寺丸>などの品種も同時に植えて実付きが良くなるようにしましょう。
また、食用ではありませんが鑑賞用で鉢物向きの<まめ柿><筆柿><蜂屋柿>などの品種もあります。
これらは盆栽の展示会などで見受けられます。



園芸店で売られている苗木は葉がついていないので一見してよい苗かどうかわかりにくいものです。
しかし、木の皮をみて下さい。皮につやがあってしわがよっていないものは元気な証拠です。
また、できるだけ幹が太く根巻きした部分が大きいものが植付け後の活着も良いようです。






初年度はやや寒さに弱いので鉢物を北風があたらず、雪が積もらない軒のしたなどに置きましょう。
もし手間があれば透明のビニールをすっぽりかけておくとより防寒の効果があがります。



冬の水やりは出来るだけ控えた方が植物に耐寒力が付きます。
しかし冬場は乾燥しやすいので土が乾かない程度に与えます。
ビニールなどで防寒する場合は定期的に土の乾き具合を見て潅水するようにしましょう。
施肥は芽が出始める3月まで必要ありません。
3月の終わりごろに一つまみの化成肥料を与えると芽吹きが良くなります。






草花や野菜の栽培に適した培養土です。
赤玉土を30%程度加えると樹木の重さに耐え、良く育ちます。有機質を50%以上含み、
保水性、保肥力に優れた粒状赤土が配合されているので生育に負担がかからずすくすく育ちます。
リン酸分を多く含むので花付がよくなる効果があります。
海藻成分の配合により植物の根張りを良くし葉の色を青々とさせ植物を強く育てます。
配合特許



使い方−

鉢植えに使うときは鉢底土を入れてから土を鉢の縁から3センチ程度下がるぐらいに入れます。
大きく穴を開けその中に植えつけ、両手で株元を抑えます。
植付後は鉢を両手でわずかに持ち上げて地面に下ろす操作を2・3度繰り返して土を締めます。
鉢の底から水が出るまでたっぷりとかん水します。
次の日も必ずかん水をしてください。完全に吸水するまで24時間以上かかります。




土の乾燥を防ぎ、土の温度を安定させます。
冬寒さから根を守ります。
赤茶色のバークなので植物の緑を引き立たせます。
長期間の使用後は土に返り、土壌改良効果があります。



使い方−

植物の根元を中心に3センチ程度の厚さで隙間なく敷き詰めます。
理想的な厚さは5センチ以上です。
使用後1年以上たっていないバークは土と混ぜないようにしましょう。
もし混ぜてしまった場合は植物に肥料を与える回数を増やし窒素飢餓
(有機物の分解時に微生物が窒素肥料を吸って植物が利用できなくなること)を避けます。




数えやすい粒状タイプ。
木質泥炭の効果で穏やかな肥料効果が現れます。
大粒なので効き目が長く続きます。



使い方−

果樹や庭木の場合は枝先の下に3・4個所穴を掘り適量を埋めます。
1ヵ所に5・6個が適量でしょう。
鉢物の場合は適量を鉢の上に置きます。


   





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